東京2020大会でオリンピック追加種目となった空手。日本のメダル獲得が大きく期待される競技の一つです。今回は、全日本強化選手に選ばれ、出場が有望視される菊池瑞希選手(体育学部3年)にインタビューしました。
<2018年7月24日取材>(学年?年齢は当時)
――空手を始めたきっかけは?
2歳年上の兄が空手道場に通っていて、5歳のころから道場に一緒に付いていったのが始まりです。小学校低学年で私も本格的に始めました。中学では空手部に入部し、練習後は地域の道場に通うという生活でした。
――中学3年のときに全国大会で優勝しました
兄と一緒に通う道場は、幅広い年代の人が集まり、上級者と試合をすることが日常的にありました。さらに、地元の静岡県は空手が盛んで、県内のライバルが全国レベルの実力者ということも多かったです。そうした環境にいたことは大きかったと思います。
――空手を辞めようと思ったことや、スランプだった時期は?
勝てない時期もありましたが、負けると闘争心が湧いてくるタイプなので、辞めたいと思ったことはありません。高校3年間も空手漬けの日々でした。猛練習を重ね、国体で準優勝という結果を残すことができました。
――国士舘大学に進学した理由は?
高校の指導陣が全員、国士舘出身だったので自然な流れでした。もちろん他大学との比較検討を重ねましたが、国士舘の出稽古に行ったとき、自分のスタイルに合っていると判断したのが決め手です。
――最も印象に残っている大会は?
国内外の大会で上位入賞もしましたが、印象に残っているのは昨年11月のU21世界大会です。一回戦負けだったのですが、その相手が大会で優勝しました。私は敗者復活制度で勝ち進み5位でしたが、自分より体格の良い海外選手と試合ができたことは貴重な経験です。あの試合のおかげで私は大きく成長したと思っています。
――休日の過ごし方は?
友達とよく外出します。ショッピングをしたり、ご飯を食べているときが楽しいですね。また、最近は映画館にも行きます。ジャンルを問わず映画は大好きです。
――空手が正式なオリンピック追加種目として決定したときの感想は?
中学生のころから、オリンピック競技になるかもしれない、という話はありました。そのため、当時から「縁があれば出場できるかも」という漠然とした憧れはありましたね。正式に決まり、全日本強化選手にも選ばれたので「オリンピック出場」が夢から目標に切り替わりました。
――今後の目標は?
まずは、今年11月の全日本大学選手権の団体で優勝すること。個人としては、「国士舘」という名前を背負って国内の大会で結果を出すことが大きな目標です。目の前の大会一つ一つで実績を積み重ねることが、“オリンピック出場”という目標達成につながっていくと思っています。
プロフィール
名前:菊池 瑞希(きくち?みずき)
学部:体育学部3年
所属:空手道(女子)部所属
生年月日:1997年7月9日生まれ(21歳)
出身地:静岡県
出身校:静岡北高校(静岡県)