レスリング部は今年、創設65周年を迎え、2月17日に記念祝賀行事を世田谷キャンパスで開催しました。会場には本学関係者や部員、卒業生のほか、レスリング界の来賓など約200人が集い、足跡を振り返るとともに更なる発展を期して盛大に祝いました。
記念式典は、中央図書館地下1階の多目的ホールで行われ、レスリング部関係物故者への黙とうおよび国家斉唱の後、レスリング部の朝倉利夫部長(20期)が主催者を代表し謝辞を述べました。続く祝辞では、学校法人国士舘?大澤英雄理事長、国士舘大学?佐藤圭一学長がそれぞれ、同部の歴史をひも解いてレスリング部が本学にもたらした功績を紹介するとともに、世界で戦う選手の育成に期待を寄せました。引き続き日本レスリング協会の富山英明会長、全日本学生連盟の福田耕治会長、本学レスリング部OBOG会代表?岡唯勝氏(8期)が祝意を述べ、最後に同部65期主将の目黒優太さん(体4年)が抱負と謝意を述べました。締めくくりに列席者全員で国士舘舘歌を斉唱し、閉会しました。
祝賀会は、34号館10階スカイラウンジで催され、開会にあたりレスリング部の和田貴広監督(35期)が同部の発展興隆に導いた卒業生や関係者への謝辞を述べました。そのほか日本レスリング協会?福田富昭名誉会長、韓国レスリング協会?韓明愚副会長らがそれぞれ祝意を表しました。卒業生代表の永野要祐氏(12期)の発声で、乾杯後は各テーブルで懇親の輪が広がり、学生時代を共に過ごした友人らと久しぶりの再会を喜んだり、現役部員らとの交流を楽しむ姿が見られました。
会場には、モントリオール五輪フリースタイル68キロ級銅メダリストの菅原弥三郎氏(昭和50年体育学部卒?16期)も駆けつけ、在学中の思い出を語るなど同部の発展をけん引した卒業生の話に列席者らは熱心に耳を傾けていました。
最後に66期現主将の内山椋太さん(体3年)があいさつに立ち、抱負と決意を述べるとともにレスリング部への支援を呼びかけました。祝賀行事は本学レスリング部の発展を祈って同部OBOG会?箕越秀美会長(14期)による手締めでお開きとなりました。
- 国士舘大学レスリング部創部65周年式次第(1.9MB)
- 朝倉部長によるあいさつ
- 祝辞を述べる大澤理事長
- 佐藤学長
- 日本レスリング協会富山会長
- 全日本学生レスリング連盟福田会長
- レスリング部OBOG会代表の岡氏
- 部員を代表しあいさつを述べるレスリング部65期主将の目黒さん
- 受付の様子
- 開式前に、レスリング部の歴史を振り返るスライドショーが上映された
- 祝賀会であいさつを述べる和田監督
- 久しぶりの再会を喜び合う卒業生ら
- 菅原氏による挨拶
- 66期主将の内山さんによるあいさつ
- 閉会の言葉を述べる箕越会長
- 記念式典および祝賀会において司会進行を務めた埓脩平職員
国士舘大学レスリング部
国士舘大学レスリング部は、大学設置(体育学部開設)の1958(昭和33)年に創部した歴史と伝統を有するクラブです。同年関東学生レスリング連盟(現?東日本学生レスリング連盟)に加盟し、優秀な指導陣のもと、当時体育学部3年の伊達治一郎選手が、本学初となる1972年ミュンヘン五輪に出場を果たしました。以後、1976年モントリオール五輪では、フリー74kg級で伊達治一郎選手が金、同68kg級で菅原弥三郎選手が銅、同57kg級で荒井政雄選手が銅を獲得。幻の代表といわれた1980年モスクワ大会では本学から5人が選出されるなど、これまで延べ19人のオリンピアンを輩出しています。