第37回世界新体操選手権(アゼルバイジャン?バクー)において、団体種目別ボールでの史上初の金メダル、44年ぶりの団体総合銀メダルなど計3枚のメダルを獲得した新体操日本代表「フェアリージャパン」の選手らが9月27日、本学世田谷キャンパスを訪れ、大澤英雄理事長?佐藤圭一学長らに報告しました。
報告に訪れたのは、本学の皆川夏穂選手(個人、21ア4年)、喜田純鈴選手(個人、同1年)、横田葵子選手(団体、同4年)、松原梨恵選手(団体、卒業生)らをはじめとする8人の選手と、新体操強化本部長の山崎浩子氏、コーチの山口留奈氏、本学新体操部の山本里佳監督の3人の指導者。
まずはじめに山崎本部長が、団体史上初の金メダルを含む「金1つ?銀2つ」という世界選手権史上過去最高の結果報告と、皆川選手が東京五輪枠を獲得したことを報告しました。
続いて本学の選手からは「日ごろ応援してくれる皆様のおかげ。東京五輪に向け、簡単な道のりではないと思うが一人一人が上を目指して頑張っていきたい」(横田選手)「卒業してからも温かいサポートをして頂いたおかげで結果を出すことができた。大学の後輩たちの活躍も励みになっている」(松原選手)「演技の内容には決して満足していないが、まだまだやれることがたくさんある、伸びしろがあると前向きにとらえてこれからも励んでいきたい」(皆川)「今大会では2種目のみの出場だったが、今後の大会で東京五輪出場枠のもう一枠を獲得できるように最善を尽くしたい」(喜田選手)などの感想や抱負が語られました。
新体操部の山本里佳監督は「過去最高のメダルになったこと、東京五輪の出場権を獲得したことはもちろんうれしいが、何よりも世界選手権という究極の場で、大会前に誓ったことを全うしてくれたことに涙が出た。選手たちは本当によくやってくれた」と語りました。
大澤理事長は「選手一人一人のお話を目の前で伺っていたが、確かな自信とともに謙虚な言葉を聞けて心を打たれた。皆さんはもう、所属している学校や企業の枠を超え、国民的な存在になっていることを自覚しさらに高みを目指してほしい」と激励しました。佐藤学長は「世界一の高みから見た景色はどうだったか伺ってみたい」と選手らに語りかけ、「皆さんが普段、いかに努力しているかを聞いている。素晴らしい感動をありがとう」と続けました。
その後一行は、山崎本部長が大会直後の会見でも語った「超集中状態とも呼ばれる『ゾーン』に入る様子」についてや、個人?団体ともに練習の質が劇的に向上しているというエピソードなどまで話が及び、ざっくばらんな雰囲気の中で歓談しました。最後に選手?指導者らは、来年の東京五輪での活躍を改めて誓いました。
左から松原選手/横田選手/皆川選手
世界選手権の感想を語る松原選手
日本の五輪個人出場枠を勝ち取った皆川選手
2種目に出場し五輪への目標を語る喜田選手
本学新体操部監督?山本里佳監督
山崎浩子?新体操強化本部長
本学の選手らと大澤理事長
金メダルを1枚を含めた3枚のメダルを掲げる選手ら
