9月17日から22日まで、アゼルバイジャン?バクーで第37回世界新体操選手権大会が開催され、本学新体操部の皆川夏穂選手(21アジア4年)、喜田純鈴選手(21アジア1年)、横田葵子選手(21アジア4年)、卒業生の松原梨恵選手が大活躍しました。
横田選手、松原選手が出場した団体では、44年ぶりの総合2位となり銀メダル、種目別ボールでは史上初の金メダル、種目別フープクラブでも銀メダル獲得という快挙を成し遂げました。これにより、団体では金メダル1つ、銀メダル2つを獲得し、すべての種目で表彰台にのぼりました。
個人では皆川選手が13位となり、日本のオリンピック出場権1枠を獲得しました。また、喜田選手とともに国別対抗で8位を獲得しました。
■ 最終結果:
◆ 団体総合
?2位:日本(総合で44年ぶりの銀メダル)
◆ 団体種目別ボール
?1位:日本(世界選手権で団体史上初の金メダル)
◆ 団体種目別フープ&クラブ
?2位:日本(首位ロシアと0.05差の銀メダル)
※団体には横田葵子選手、松原梨恵選手が出場
◆ 個人総合
?13位:皆川夏穂選手
◆ 個人国別対抗
?8位:皆川夏穂選手、喜田純鈴選手
■ 皆川選手のコメント:
個人世界選手権が終了しました。東京オリンピックの出場枠を1枠ではありますが、獲得することができました。ここまでたくさんのサポートを頂き、本当にありがとうございました。
今回予選のリボンでは前半から結び目ができていたのに気づくことができず、やってはいけないミスを犯してしまいました。
しかし総合決勝では、前日から切り替えて自分の身体と手具のみに集中し、何があっても最後まで手具と戦い抜くという強い気持ちを持ちながら試合をすることができました。
自分の欲や弱さに負けることなく、この舞台に立つことができていることに感謝の気持ちを感じるとともに、自分の見せたいものに集中することはできたと感じましたが、トップに食らいついていくにはまだまだ足りないものがあると改めて感じました。
練習してきているものをどんな状況でも全て見せ切る安定感と強さ、Eの0.1減点への執着心、構成点をさらに上げていくことなど、まだまだ課題がたくさんあると感じました。
東京オリンピックの代表になるために、今すぐ次に切り替えて1日も無駄にすることなく、1つずつ確実に課題をクリアしていくことが必要だと思うので、また練習に励みたいと思います。
本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
■ 喜田選手のコメント:
世界選手権が終わりました。クラブとリボンの2種目だけの出場でしたが、この世界選手権へ向けての練習や試合でとてもいろいろなことを学びました。
クラブは落下はなく抑えることができましたが、リスクがカウントされない部分やADが抜けてしまった部分がありました。
リボンは結び目ができるという初歩的なミスが出てしまい悔しいです。結び目に気付かないということは余裕がないということだと思いました。
2種目とも、技に対する意識や判断は良かった部分だと感じています。そして自分の演技に集中することも以前よりできるようになったと思います。
また、個人総合の決勝を観戦して自分がどうなっていくべきなのか、何をしなければいけないのか、しっかり目標ができました。この世界選手権で感じたことを常に自分の中で意識し続けて、これからの練習に取り組みたいと思います。
■ 横田選手のコメント:
世界選手権ではたくさんの応援ありがとうございました。今回の世界選手権では史上初となる金メダルを獲得することができました。
世界選手権という舞台に立てたのもたくさんの方々の、支えがあったからだと思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。
ここに来るまでに、たくさん辛いこととか、苦しい事もありました。それがあったからこそのメダルだと思っています。ここまでみんなで頑張れた事にも、感謝しています。
来年は東京オリンピックになります。ここからがまたスタートなので、しっかりチーム内でも切磋琢磨しながらやっていきたいです。 改めて、たくさんの応援ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
詳細は下記のホームページをご確認ください。
「日本体操協会」https://www.jpn-gym.or.jp/