研究活動の紹介
山の景観がどのようにつくられてきたかを明らかにする地生態学的研究
日本海側の多雪高山において針葉樹林帯が欠如する景観の形成メカニズムを明らかにする研究を学部4年の時からしつこく行っています。当初は地形の発達過程からそれを考察したのですが、証拠固めのために、地形形成作用と植生動態の関係や気候?雪氷と植生動態の関係、古植生の変遷などを明らかにする研究にも着手してきました。研究対象地域も東北日本の山だけではなく、日本アルプスや上信越高原、大雪山などにも広がりました。なかなか終わりは見えてきません。
ゼミの紹介
自然地理学的手法で気候や地形の形成機構を明らかにする
ゼミ生それぞれが卒業論文の研究に向けて文献を読んで発表し、皆で討論します。3年生の秋に行われるゼミの野外実習では、卒論の研究を見据えて、各自が研究テーマを決めています。都市の気候や山地の気候を自ら行う観測によって明らかにする、というテーマが多いですが、地形発達史研究や土砂移動の発生メカニズムの研究など地形の研究を行う学生もおります。