研究活動の紹介
古代メソポタミア文明の研究
古代メソポタミア文明の発祥地、イラク、シリアで長年にわたり遺跡の発掘調査を行っていました。中でもシリアのタバン遺跡の調査では邦人初となる楔形文字が刻まれた粘土板文書や碑文を多数発見し画期的な成果をあげました。現在、両国は政情不安で発掘調査に行けないため、これまでの発掘資料や日本調査隊の国内保管発掘資料を整理分析し、古代メソポタミアの謎の多いバビロニア?アッシリア文明の歴史?文化の様相について究明しています。
担当授業の紹介
アジアの歴史と文化
世界最古の文明発祥地、古代西アジアでは現代の文明社会の基礎となる様々な事象が発生しました。本講義では文明の発展に画期的な役割を果たした注目すべき出来事を取り上げます。人類史上最古のシュメール文明、文字の発明、国家誕生、帝国成立、法律の始まり、スポーツの起源、宗教の始まり、金属器の製作等の文明発展に大きな貢献をした古代西アジア?メソポタミア起源の重要事項をテーマに講義し、現代文明成立の原点について教示します。