研究活動の紹介
中世から近現代に至るまでの能の作品研究
宗教的救済という観点から日本の伝統芸能である能の作品研究をおこなっています。古代神話、万葉集、源氏物語等を題材とする能の作品群に加え、近?現代の小説や戯曲等に描かれた中世芸能のありようについても関心を持っています。能楽をはじめ、その要素を取り入れた演劇の鑑賞講座を担当するなど、普及活動にも力を入れています。
ゼミの紹介
世阿弥作、観世元雅作の修羅能の考察
主に世阿弥の能〈敦盛〉〈頼政〉やその息子観世元雅作の能〈朝長〉を講読しています。 また、能面の歴史と現在、日本の演劇空間の変遷、御伽草子や擬古物語、軍記物語、現代のゲーム文化における武将のキャラクター造型など、ゼミ生は中世文化?文学に関わるさまざまな研究テーマに取り組んでいます。