研究活動の紹介
量子ウォークの作用素論的研究
コインを投げると表か裏のどちらかが出ます。通常はそれ以外のことは起こりません。ところが、量子の世界では表と裏の重ね合わせ状態のコインが存在します。このコインを繰り返し投げる量子ウォークを作用素論的な観点から研究しています。
ゼミの紹介
情報理論とその応用について幅広く学ぶ
コンピュータやインターネットなどの情報通信技術をはじめ、物理学?経済学などにも応用を持つ情報理論を扱います。抽象的な概念である「情報」をいかにして数学的に扱うかを一から学び、応用的課題に取り組みます。必要に応じて計算機実験を行います。
担当授業の紹介
確率論
明日の降水確率や宝くじの当選確率など日常生活でも確率は出現しますが、そもそも確率の定義はなんでしょうか。考えてみると、我々が確率と呼ぶ概念には共通の性質(たとえば、0 以上 1 以下の値をとるなど)がいくつかあることに気づきます。その性質のうち、もっとも基本的なものを並べることで逆に確率を定義してしまう、というのが現代の確率論の発想です。そんな確率論の世界を案内します。