日本古代史ゼミ(仁藤智子ゼミ)では、1月10日に、東京六本木のミッドタウンの一角にあるサントリー美術館の特別展「儒教のかたち こころの鑑」を見学しました。
中国に生まれた孔子の教え(儒教)が、日本にどのように受容され、展開していったのかを、古代から近世まで扱った企画展で、国内でも儒教を本格的に扱った意欲的な展示として評判でした。学生たちは、数ある展覧会の中から、自分たちでこの展覧会を選んだこともあり、熱心に時間をかけて見学していました。
学生からは「この研修で、儒教が日本にとって、どれだけ重要視されていたのか、その理由の一端を垣間見た気がする」「儒教の教えがよく分かる勧戒図では、善を勧め悪を戒めるという意味を持っていて、興味深かったです」など、感想が寄せられました。大学生活の最期を飾るにふさわしい学外研修となりました。
卒業後も博物館や美術館を通して、歴史に関心を持ち続けてほしいと願っています。
2025.01.20