7月3日、国士舘大学政経学部三つの基礎ゼミナール(赤石ゼミ?佐藤ゼミ?柴田ゼミ)とGPlaceが共同で進めるプロジェクト「フードシェアリングシティを構想せよ!」の春期発表会が、34号館B201教室で盛大に開催されました。このプロジェクトは、食品ロス削減を目的としたフードシェアリングサービスの普及と、それによる地域活性化を目指しています。
発表会では、政経学部経済学科基礎ゼミナールの学生たちが、東京23区の食品ロス対策に関する調査結果を発表しました。各区の特色を活かしたキャッチコピーを用いて、食品ロス削減に向けた具体的な提案を行い、参加者からは高い評価を受けました。
特に注目されたのは、「区と区でマッチング」と題されたアクティブラーニングのセッションです。学生たちは、各区が持つ資源や特性を生かし、他の区との協力?連携を通じて、食品ロス削減に向けた新たなアイデアやサービスを提案しました。このセッションは、実際の社会問題に対する解決策を考える貴重な経験となり、地域社会における実践的な連携のモデルを提案する機会となりました。
また、特別ゲストとして招かれたグラフィック?レコーダーの関美穂子様による視覚的な記録は、発表内容をより鮮明に伝えるものとなりました。帝京平成大学の庄司一也先生や世田谷区清掃?リサイクル課の方々もゲストスピーカーとして参加し、多角的な視点からの議論が行われました。
私たちのプロジェクトは、春期発表会の成功を受けて、さらなる活動を展開していきます。夏期には、希望する学生と教員、そしてGPlaceの協力のもと、東京23区における食品ロス対策に関するアンケート調査を実施します。この調査を通じて、地域住民の意識や行動、食品ロス削減に向けた取り組みの現状を把握し、今後の活動の方向性を定める貴重なデータを収集する予定です。
秋には、本学の伝統的なイベントである楓門祭において、フードドライブを実施します。このイベントは、食品ロス削減への意識を高めるとともに、地域社会に対する具体的な貢献を目指しています。学生たちが主体となり、地域住民や企業と協力して、食品の寄付を集め、必要とする人々に届けることで、社会問題への実践的なアプローチを体験します。
そして冬には、これまでの活動の集大成として、最終発表会を開催します。この発表会では、アンケート調査の結果や楓門祭でのフードドライブの成果を共有し、食品ロス削減に向けた新たな提案や解決策を発表する予定です。地域社会の関係者やメディアも招待し、プロジェクトの成果を広く社会に伝える機会とします。
私たちは、これらの活動を通じて、食品ロス削減という重要な社会的課題に対する意識を高め、実践的な解決策を提案し続けることで、地域社会の持続可能な発展に貢献していきます。





