ブックタイトル国士舘史研究年報第7号
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国士舘史研究年報第7号
会田彦一145柔道とは何かと問われるならば、精力善用?自他共栄え(ママ)の道だと答えることが出来る。この二大標語こそ、講道館柔道の創始者である故嘉納治五郎先生が、あらゆる機会に強調された柔道の内在精神であり、この精神を忘れては、柔道の真の修業はあり得ないのである。即ち、柔道の修業によつて、身体を鍛錬し、精神を修養し、これによつて自己を完成し、世を補益するということに尽きている。(会田彦一『図解説明柔道講座 全巻』研文書院出版部、昭和三一年五月五日)これは本学で柔道を長年教授した会田彦一(あいだひこいち)の言葉である。国士舘は一九一七(大正六)年の私塾創立より、心身の鍛錬?精神修養に武道の科目を開講し、特に剣道?柔道?弓道の修練を課してきた。一九二九(昭和四)年には国士舘専門学校が開設するが、柔道の教員として招聘されたのが、会田彦一である。 漆畑 真紀子会田 彦一国士舘を支えた人々会田彦一(体育学部第2期生卒業アルバム掲載)