2023年10月26日
エジプト国の救急救命士ら10人が本学で病院前救急医療研修プログラムに参加(10月26日更新)
日本とエジプト政府間で2018年に締結された「エジプト?日本教育パートナーシップ(EJEP)」に基づき、エジプト国と本学が業務委託契約を結ぶ「病院前救急医療研修プログラム」が第5期生となる研修生迎え、日本における病院前救急医療とその指導法についての研修が行われています。
このプログラムは講義?実習のほか、東京消防庁の視察や医療機関での現場実習、本学を含む救急救命士養成機関の見学など、フィールドワークも多く取り入れた実践的な内容で本学防災?救急救助総合研究所が研修を担当しています。
本プログラムは昨年で4期にわたる一連のプログラムが終了しましたが、エジプトの継続に対する強い要望により5期目の開催が実現しました。今期は10月から12月にかけて約2ヶ月間、本学多摩南野キャンパスを拠点に研修が行われます。
視察
実習
- スポーツ医科学科の授業実習を見学する様子
講義
開講式
10月10日には、開講式がメイプルセンチュリーホール5階第1会議室で実施され、同国より来日した救急医療に携わる救急救命士10人と、本学防災?救急救助総合研究所の関係者が出席しました。
島崎修次所長は「この研修で得たものをエジプトに持ち帰り、過去に日本に来日した救急救命士と共に新しい救急システム構築に力を注いでほしい。そして日本の文化にも触れ多くの体験をしてほしい」と研修生に歓迎の言葉を贈り、田中秀治副所長は「本学にも救急システムを学び国家試験にチャレンジしようとしている学生が多くいる。本学の学生達とも交流しながら充実した3ヶ月を送ってほしい」と述べました。
その後、田中副所長が「救急救命士の役割」と題して研修生らを前に約2時間の講義を行い約8週間の研修がスタートしました。
- 島崎所長によるあいさつ
- 研修生代表のオスマンさん
- 参加者一同で記念撮影
- 講義の様子