News
2025.04.14

第31回FDシンポジウムが開催されました

教育?研究

本学FD委員会による第31回FDシンポジウムが、3月15日に開催され、教職員133名が参加しました。シンポジウムは、34号館B301教室での対面とオンラインを併用したハイブリッド形式で実施されました。 

第Ⅰ部では、FD委員会ワーキンググループによる活動報告として「アクティブ?ラーニングの実践例の報告および実践集作成」「学生の意見を取り入れたFD活動」「学修成果の可視化」「授業改善に向けてその他の取り組みの報告」の4つのテーマについて、各座長が報告を行いました。 

第Ⅱ部では、「大学における危機管理―ケーススタディによる実践知の共有―」と題し、防災?救急救助総合研究所の石﨑貴准教授が、教室内で起こりうる緊急事態への対応方法についてレクチャーしました。 
はじめに、本学における危機管理の現状として、学校保健安全法に基づく学校設置者の義務や、各キャンパスの地域危険度測定調査の結果などが紹介されました。 
さらに、本学の危機管理に関する規則や、関係機関との協定、教職員による災害発災時の対応方法についても触れ、研修を通じて危機管理に関する知識を深めていくことの重要性が強調されました。 
また、教室内での緊急時対応について、ロールプレイング形式による実践訓練を行いました。教室内で緊急事態が発生した場合には、教員が指揮者として周囲の安全を確保しつつ、的確に指揮?統制することが重要であると述べた上で、教員同士で役割分担を行い、シミュレーションを実施しました。石﨑准教授は、いざという時に備えるためにも、継続的な訓練の重要性を強調されました。 

最後に、FD委員会委員長である辰野文理法学部教授より講評が述べられ、『この一年間のFD活動を通じて、先生方にご協力いただいたことにお礼申し上げます』との謝辞があり、本シンポジウムは幕を閉じました。 

シンポジウム司会?進行の井上善弘体育学部教授
開会あいさつ?趣旨説明をおこなう池元有一経営学部教授
第1ワーキンググループの活動報告をおこなう冨田新経営学部教授
第2ワーキンググループの活動報告をおこなう河野寛文学部教授
動画配信にて第3ワーキンググループの活動報告をおこなう浅倉大地防災?救急救助総合研究所講師
第4ワーキンググループの活動報告をおこなう和田義浩法学部教授
第Ⅱ部「大学における危機管理―ケーススタディによる実践知の共有―」にて講演を行う石﨑防災?救助総合研究所准教授
アクティブラーニング形式で教室内で起こりうる緊急事態の対応訓練を行った
通報訓練の様子
閉会のあいさつを述べる辰野法学部教授