11月14日、世田谷キャンパス?中央図書館4階グループスタディ室で、黄金城电子游戏_澳门黄金赌城-【唯一授权牌照】6年度世田谷プラットフォーム リスクマネジメント部会による研修会が開催されました。
この部会は、世田谷プラットフォーム協定校(国士舘大学?駒澤大学?昭和女子大学?成城大学?東京都市大学?東京農業大学)が災害発生時の対応などについて検討するもので、今回の研修会では、5大学から職員23人が参加し、大学における災害対応型図上訓練を行いました。
講師である本学防災?救急救助総合研究所の石﨑貴准教授は、想定される状況下において迅速かつ的確な意思決定や具体的な対応方法を身につけるための図上訓練(シミュレーショントレーニング)の効果を説明。そのうえで参加者は、前半は緊急通報訓練や無線訓練などを通じて無線の操作方法や伝え方のルールなどを学び、後半はプレーヤーとコントローラーに分かれてシナリオに沿った訓練を行いました。
シナリオ提示型の図上訓練では、地震発生後に作られた大学の災害対策本部に多くの情報が入ってくる想定で行われ、プレーヤーとなったグループは災害対策本部のメンバーとして、それら情報を整理して対応していきました。情報が重なる状況下で混乱するシーンもあり、参加者からは「リーダーとは別に情報を伝達するサブリーダーが必要」「特定の人に集中しないように、役割を分散させるような声かけがあるとよい」「記録が追い付かず情報整理が難しかった」「情報の優先順位をどのようにつけたらいいか判断に迷った」などの感想が聞かれました。
石﨑准教授は「実際にはキャンパス内に多くの学生が留まっていることも想定され、多方面で対応が必要となる。他部署の教職員など仲間を増やしながら、総力戦で対応にあたる必要がある。日ごろの訓練でできないことは本番ではできないと考え、それぞれの大学でもぜひ図上訓練を実施してほしい」と話し、実際に動いてみることの重要性を伝えました。