Kokushikan Magazines Feature

就活は自分をアピールする場所。これまでの取り組みや自分の生き方を誇り、自信を持つことが大切だと感じています。

文学部史学地理学科4年 阿部 礼佳
就職先 日本通運株式会社
出身高校 千葉県立市川東高等学校

この企業を選んだきっかけは何ですか?

地理学を専攻していて、学んだことを活かして働きたいと思い、物流業界に興味を持ちました。また、就活の軸に「海外で仕事をすること」があったため、海外にも拠点を多く持つ物流企業をと外資も含め検討しましたが、やはり自分には日系企業があうと思い、日系の物流企業である日本通運を選びました。

内定した企業?団体の業態や特徴?強みを紹介してください。

物流業界の中でも陸運?海運?空運すべての事業を担っていて、国内外問わず様々な地域に拠点を構えているため運べない物はないと思います。また業界内ではあまり見ない企業の引っ越し事業なども行っています。また、風通しの良い企業だと感じました。

面接でどんな質問がありましたか?

ほとんどが想定していた質問でした。やはり学チカや自己PRは深く聞かれました。最終面接では、「あなたはこれまで1次2次と志望理由を話してきたと思いますが、その中でも何に魅力を感じてあるいは何がしたくて弊社を志望しているのか一つに絞って教えてください。」という質問がありました。この質問は用意してきた質問になかったのでその場で考えながら話しました。
また、どの面談でも最後に「他に質問や聞きたいことはありませんか」と言われるので、そこで企業の気になった事業を深堀して『どのような方がこの事業をどのような想いですすめたのでしょうか』など質問するようにしていました。また、自分は防災士の資格をもっているので、「防災士の資格を活かせるような場面はありますか?」という質問をしたこともあります。

キャリア支援において役立ったことは何ですか?

春休み期間に行われた3大学合同の面接練習に参加しました。そこで初めて面接練習をしました。様々なポイントを短時間でおさえることができました。またキャリア支援センターに毎週木曜日通ってアドバイザーの方にエントリーシートの相談をよくしていました。ちょっとのことでも、遠慮せずキャリア支援センターに聞きに行き、都度不安を解消してもらっていました。

失敗談、悔しかったことなどはありますか?

3月に解禁される前の2月あたりから、私はがっつり就活しないとどこにも就職できないと思い、焦って物流業界の様々な企業にエントリーしてしまいました。30社を超える企業にエントリーした結果、エントリーシートの段階から多くの企業に落とされてしまいました。就活は的を絞って行うものだと理解しました。

面接が不合格だった後に努力や工夫したことは何ですか?

面接に進んでからは落とされてしまうことが少なくなりました。落とされた理由としては、倍率に対して採用枠が数名であったり、自分の思い描いている将来とマッチしないことがわかったりなどでした。そのため不合格だったことを深く考えるのではなく、自分の将来像をより明確にすることに励みました。

役に立った参考書やサイトを教えてください。

マイナビとキャリア形成支援センターからもらったSPIの参考書と、参考書ではないのですがこのワーキングギアです。ワーキングギアはいつも持ち歩いて就活のスケジュール管理など、とても役立ちました。

ズバリ!就活を成功させる秘訣は?

自分が将来どんなことをしたいのか、どんなスタイルで仕事をしたいのかを明確にすることが大事です。また、学チカや自己PRは自分のことをアピールするため、自分の行ってきたことや生き方に自信を持つと面接中に話す時に堂々と伝えることができます。就活は、自分をアピールする場なので、自分を誇って自信をもって臨むことが大事だと思います。もし、自分のことがわからない時には、友達やキャリア形成支援センターの方などから「自分の良いところ、強みとなるところ」を聞いてみると自分の強みが見えてくると思います。また、私は業界研究フェアの際、企業の方に自分の強みとなる言葉をもらいました。このように、色々なところに自分の強みとなるヒントがあるので、アンテナの感度を高めて就職に臨むと良いかなと思いました。



2024年7月3日取材


Recommend