政経学部に進学しようと思った理由を教えてください。
地方公務員になり、地域社会に貢献できる社会人になるという目標達成に向けて相応しい学部、学科を求めていました。国士舘大学政経学部は、この学部でしか学べない公務員対策講座など、公務員向けの授業が充実していると感じたこと、実際に公務員となり活躍されている諸先輩方が多い印象を受けたことから選択しました。
さらに政治行政学科を選択した理由は、同様に公務員養成コースなどの講義内容が豊富であったことに加え、オープンキャンパスの個別面談でお話させていただいたのが偶然、石見豊教授であったことも決定打となりました。その際、公務員を目指す道は決して安易ではなく、1年生から数式などの勉強をスタートさせるなど本格的に学習に取り組んでいく必要があることなどを説明してくださいました。オープンキャンパスの段階からこうした厳しさをきちんと説明してくださる政治行政学科であれば、自身の目標達成を見据えながら先生方、仲間とともに充実した学び、大学生活を送ることができそうだと実感したことから、迷いなく政治行政学科を選びました。
将来の夢やビジョン、取得したい資格など、学部で成し遂げたいことを教えてください。
将来の夢は、地方公務員など行政職に就き、地域住民の方々が快適に過ごせる環境を提供することです。この目標を持ったきっかけは、高校時代の生徒会役員の経験からでした。高校に在籍する在校生が、笑顔で充実した高校生活を送るために何をなすべきかを生徒会の仲間たちと真剣に話し合い、予算や現実的な部分と照らし合わせながら数々の行事?イベントを企画し、先生方、在校生の協力を得ながら実行した先の皆の笑顔と達成感。皆のために汗を流して働くことの意義や楽しさを含め、多くの学びを得ました。将来もこうして多くの方々のために貢献できる仕事に就けたら嬉しいな、と考え描いた夢が地方公務員などの行政職でした。
学部で成し遂げたいことは、行政の必要性やあり方について講義を通じて基礎からしっかりと学び、それらを市民目線と結びつけながら理解を深め、卒業後に行政職に就いた暁には、住民の意見が反映された行政運営ができるような準備を大学生活の中で行いたいと思います。
学年を重ねることで、どのような成果、成長を遂げ、ステップアップできていますか。
政経学部は、必修科目が他学科と比べて少ないため、自身の関心のある講義を選択できる自由度が高いことも魅力の一つだと感じています。私自身も、自分の将来のために必要な科目を自分の判断で選択?受講することができています。
また、政経学部は1年生からフレッシュマンゼミナールが必修となっており、授業の中でキャリアガイダンスを受けることができます。そのため、1年生の段階から将来を見据えた計画が立てられます。公務員向けの講義内容が充実していることから、自然と同じ公務員を目指している友人ができ、一緒に教室を借りて勉強したり、図書館で勉強したり、主体的な学びができています。
自身の成長に役立っていることとしては、所属している石見ゼミで、梅丘商店街のイベント運営などの様々な地域イベントに参加させていただく機会が多く、大学時代から実際に地域住民の方々との交流を通じて地域活性化について学ぶことができています。
また、政経学部としても、地域活性化に向けたプランの企画?発表などを行う機会があり、問題事項の発掘からそれを解決するための対策などを仲間とともに検証するプロセスが、自身にとって貴重な成長の機会になっています。さらに講義では、政治行政の歴史や今まさに繰り広げられている政治などに関し、教授独特の視点や分析から解説いただく講義もあり、視野を広げ、多角的に事象を捉え、考察することが以前よりも身についてきていると実感します。
研究室?ゼミではどのような活動を行っていますか。
石見ゼミでは地域貢献について学ぶ機会が多く、生徒の自主的な行動を尊重してくださいます。具体的には、梅丘商店街のキャッツハロウィンで一つの企画をすべて担当させていただきました。また、世田谷区立若林小学校と連携し、防災マップをともに作りながら考える活動も行いました。
石見ゼミでは学生がその行事?イベントの実現に向けて自ら企画?提案を行い、計画を立て、先生にもサポートしていただきながら、仲間と一体になって実現していくことが多いです。各自の持ち味を発揮しながら、皆でプロジェクトを成し遂げていくプロセスを通じ、全員が成長していけるゼミなのではないか、と実感しています。
また、公務員を目指すという視点で印象に残っているエピソードは、石見ゼミのメンバーを中心に主体的に開催している勉強会の実施です。この勉強会で、キャリア形成などの授業を通じて就職活動の意識を高めあいながら、ゼミの公務員志望の仲間たちと講義の空コマを活用して主体的に勉強しています。石見先生も教室を貸してくださるなど、この活動に前向きに協力してくださっていることも心強く感じています。本来は毎年、3年生に向けた公務員勉強会が開催されていたようですが、本年度は主催していた教授が研究で学校に不在なため開催されないことを知り、このような活動を行っています。
この活動を知った石見ゼミの2年生の後輩たちも同様の勉強会を始めたとも聞き、こうした輪が広がっていることも嬉しく感じています。
国士舘大学に進学して良かったと思う点を教えてください。
国士舘大学に入学して良かったことは、自分の目指すものを持っている学生たちや、親身になってくださる先生方と出会えたことです。将来に向けてキャリア形成支援センターに通う友人や、図書館に通う友だち。ボランティアに自主的に参加し、災害救援活動に参加する諸先輩、後輩や仲間たち。サークルで、組織を束ねながら頑張っている仲間。また先生方も取得済みの科目の授業に久しぶり顔を出しても、覚えていてくださりお話ししてくださったり、公務員相談室でわからないところを聞きに行くと親身になって相談に乗ってくださったりと、いつも学生に寄り添ってくださる環境があり、感謝しています。
国士舘大学をめざす受験生へのアドバイス、メッセージをお願いします。
受験って大変ですよね。終わったらあれしようかな、これしようかなと考えながら、受験勉強を頑張っているのではないでしょうか?そうして頑張って入った大学で、自分がやりたいことができないと悲しいですよね。
国士舘大学では、寄り添ってくれる先生方や一緒に大学生活を楽める友人たちに出会えると思います。ぜひ本学に入学し、知見や視野を広げてください。 応援しています。
掲載情報は、2024年のものです。