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2025.01.06

政治研究所シンポジウム「『参加』を多面的に捉える」が開催されました

11月27日(水)、世田谷キャンパス34号館B棟3階303教室で政治研究所シンポジウム「『参加』を多面的に捉える」が開催されました。当日は、政治行政学科の波多野圭吾講師、隠岐-須賀麻衣講師および経済学科の鈴木智行講師がパネリストとして登壇し、各専門分野から「参加」についての意見や見解を述べました。

まず、隠岐-須賀講師が登壇し、専門の政治哲学をベースに古代ギリシャにおける政治や戦争への「参加」を例に挙げ、参加の歴史の深さとともに、参加の概念と自由の概念が非常に強く結びついていることを説明しました。

次に、鈴木講師が登壇し、まちづくりでの区画整理事業をもとに、関東大震災や室戸台風などの震災復興整備を例に挙げ、まちづくりや行政に対する住民参加の概念から「参加」についての見解を述べました。

最後に、波多野講師が登壇し、専門のスポーツ社会学をもとに、スポーツの歴史と多様性について説明し、オリンピックや地域スポーツの現状から、スポーツへの「参加」が現代の人々にどのような恩恵と課題をもたらすかを述べました。

発表後には、オープンチャットを用いた質疑応答が行われ、多くの質問が飛び交うなど参加者は教員らの多面的な研究分野から「参加」を捉え、視野を広げる機会としました。

会場の様子
隠岐-須賀講師
鈴木講師
波多野講師
オープンチャットを用いた質疑応答の様子