1月28日34号館B棟302教室において文学部?千葉昇准教授の退職記念講演が行われ、初等教育コースの学生のほか、多くの教職員、卒業生らが駆け付けました。最終講義の演題は「子どもに学ぶ 子どもと創る」で、本学に着任し16年間で研究したことや、現代の学びについて紹介しました。急速にデジタル化が発展する中で生成系AIとの関わり方について触れ、「教師は授業力が勝負であり、主役は考える子どもである」と述べました。
自身の生い立ちについても触れ、学生時代にバレー部に所属していたことが紹介されました。「セッターポジションはチームのメンバーをどのように動かすか常に考える必要がある。この時の経験こそが教師として子どもたちをどのように輝かせるか考える力に繋がった」と述べ、学生時代の経験が社会人になって生かされた例が挙げられました。
最後に千葉准教授は5つのセンスについて紹介し「子どもを見抜くセンス、企画構想力を練るセンス、学習活動を生み出すセンス、学習材を想像するセンス、子どもの混沌を生み出し、共に楽しみ、共に考え、そして導くセンス」を磨くことが重要であると述べ、「是非出会いを生かし、素晴らしい先生になってほしい」と語り掛け講演を締めくくりました。
また、多くの卒業生らも駆けつけ花束や記念品を贈られるなど、終始和やかな雰囲気で講演が行われました。
2025.01.30