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2024.12.19

現職の刑務官?法務教官が来校し授業が行われました

犯罪者処遇法(宍倉悠太准教授)の授業において、矯正施設で業務に当たる実務家の方を招いての授業や説明会が行われました。松山刑務所看守部長を務める相原淳一氏と茨城農芸学院次長で法務教官仲村浩氏が講師として、それぞれの施設の説明や制度について解説を行いました。

前半は相原氏より、刑務官の業務紹介と採用試験対策について解説がありました。刑務所の紹介と受刑者の処遇の流れを解説したほか、矯正施設では身を守るための護身術の習得が推奨されており、護身術が披露されると学生らから歓声が上がりました。
相原氏は「刑務官は犯罪者の再犯防止を担い、もって国の治安を支え安心?安全な社会を構築する仕事」と述べ、より良い社会くりに向け努力していきたいと語り掛けました。

後半は仲村氏から、家庭裁判所の決定により保護処分として送致された少年の矯正教育を行う少年院について解説が行われました。入院直後は大人たちへの不信感から目も合わせような少年たちだが、真剣に向き合い未来のために手を差し伸べることで更生への道を歩み始めるいう説明がありました
講義の終盤では質疑応答の時間が設けられ、学生らは採用試験に関することなどを質問していました。

法学部では警察官採用試験対策をはじめとする公務員試験合格者を増やすため、さまざまな対策を行っております。本学法学部を卒業し、法学の知識を生かしながら多方面で活躍する卒業生を講師を招く「卒業生によるキャリア講座」や警察官採用試験の一次試験に合格した学生を対象に行う「面接指導?面接カード指導講座」など学部全体でキャリア教育に力を入れており、多くの学生が参加しています。

松山刑務所法務事務官看守部長の相原淳一氏
講義の様子
護身術を披露する様子
採用担当者よる採用試験の解説
茨城農芸学院法務教官の仲村浩氏
質疑応答の様子