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2024.11.21

法学部知財研修室主催「知的財産の役割、日本の課題と可能性」を開催しました

10月30日、世界知的所有権機関(WIPO)日本事務所長の澤井智毅氏をお招きした法学部知財研修室主催の講演会「知的財産の役割、日本の課題と可能性」が世田谷キャンパス34号館B202教室で行われ、本学法学部?田邉恵教授の授業「特許法(応用)」を受講する学生など約100名が学びました。

講演では、無形資産投資の増加と知的財産制度への世界的な関心の高まりについて、世界の情勢と日本の情勢の比較をお話いただいた後、世界のイノベーションの現状と日本の課題として、国内の研究開発やイノベーション環境の低迷の現状をご紹介いただき、グローバルな権利確保の必要性について学びました。
また、技術のみならずアニメやゲームをはじめとするコンテンツ産業や、デザイン、ブランドは日本の強みであり、世界が評価する日本の創造性には潜在的な可能性があるからこそ学生生徒が知的財産について学ぶことはとても重要なことであると語りかけられました
講演終了後には質疑応答の時間が設けられ、多くの学生が挙手をしていました。

また講演に先立ち、佐藤圭一学長および飯塚真法学部長との懇談会が開催されました。世界知的所有権機関(WIPO)は知的財産制度の意義や役割を多方面に発信する活動をしており、大学における知的財産教育の重要性について有意義な意見交換となりました。

講師の澤井氏
質疑応答の様子
学長室での懇談会の様子