経営学部の沿革
経営学部は2011年(平成23年)4月に既設の政経学部経営学科を母体として開設された、国士舘大学で最も新しい学部です。その教育理念は、経済産業省が提唱する「社会人基礎力」を前提として、さらにビジネス人として活躍できる人材、すなわち「ビジネス人基礎力」を備えた幅広い職業人を養成することを通じて社会に貢献することにあります。
また、教育の特長として渋沢栄一が提唱した「道徳経済合一説」と「合本主義」の考え方を重視していることがあげられる。ここで、「道徳経済合一説」とは、企業の目的が利潤の追求にあるとしても、その根底には道徳が必要であり、国ないしは人類全体の繁栄に対して責任を持たなければならないということであり、「合本主義」とは、公益を追求するという使命や目的を達成するのに最も適した人材と資本を集め、事業を推進させるという考え方を意味している。(渋沢栄一記念財団ホームページより)
渋沢栄一は500社以上の会社の設立に関与し、近代日本の発展に大きな功績を残し日本資本主義の父と称された人物であるが、国士舘の建学の精神「誠意?勤労?見識?気魄」に賛同し設立にあたって援助を惜しまなかった。
経済がグロ-バル化してますます海外の様々な国や地域における活動が求められている現代において、日本人としてのアイデンティティ-を明確にもった人材の育成が求められており、その実現に向けた特色ある教育課程を編成した上で、「ビジネス人基礎力」の養成は、渋沢栄一の唱える産業人育成理念を具現化することにあります。